草木染は天然染料による染色のことです。
化学染料が発明される以前までは、世界各地でその土地の風土や気候によって様々な天然染料が使われてきました。日本では万葉集や正倉院文章などに記された色名からも分かるように、飛鳥時代においても使用されていました。
染色方法について
植物染料の場合、植物から得たい色により使用する部分が葉・花・実・根・樹皮・乾材などに分かれます。それらの材料を煮出して色素を抽出します(染液)。染液の色素を糸や布などの繊維に定着させるために*媒染剤を使用します。
同じ染液でも媒染剤を使うことによって、異なった色相を得ることができます。
一般的に植物染料は絹や羊毛などの動物繊維には相性がよく、木綿などの植物繊維には染まりにくい性質を持っています。木綿を染色する場合は、タンニンや豆汁などで下染めをします。
※媒染剤:明礬(みょうばん)・鉄・銅などの水溶性の金属塩
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色とりどりのマフラー。
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キレイな発色の為には、よーく掃除。
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